セカイサプリン

Xenoblade2に関する覚え書きや個人的考察。ゼノブレイドシリーズの他の作品についてもたまに書きます。

ルクスリア王国

《ルクスリア》
七つの大罪……色欲(肉欲)luxuria(lust)

 

《概要》
ジーク・サイカの出身地。
イーラが沈んだ際、「あくまで人間による統治を掲げ、巨神獣を利用することを考えていた」反アデル派が英雄の血を引くと騙りゲンブで興した国家。
誕生してからの500年という長い間鎖国を行なっており、外部からの人間の出入りは少ない。商会や商人も認可を受けたもののみが入国可能となっていた。なお、レックス達がルクスリアに訪れたことにより鎖国は解かれることとなる。
イーラの機械技術の一部を受け継いでおり、エーテルを遮断する建造物や、巨神獣のエーテルエネルギーを利用したブレイド一人を消し飛ばすことが出来るほどの威力を持つエーテル加速器などを有している。しかし鎖国のせいで技術的な改革研究は行われておらず、その技術は強力でありながら時代遅れともいえるものである。
国家の成り立ちの秘密を知っているアーケディアから強請りを受け、毎年一定量のコアチップをアーケディアへ献上していた。
本編にてアーケディアに神聖なる鎖の供出を迫られたルクスリアは、法王庁の力となり得る天の聖杯・ヒカリ(ホムラ)を消し去ることで対抗をしようと考えた。
サーペントに世界樹へ誰も近づけるな(大空洞を作らせた)という指令を与えたのはルクスリアであるとマルベーニは言っているが……?

テオスアウレの中央、エルム広場の塔状の建造物の中にはゲンブのエーテルが通っている。そのエーテルを利用して水を温めて湯が作られ、王都全体に巡らされている。その為街中は外と違って暖かく、街の中では雪はすぐに溶けてしまう。

現在ルクスリア人はゲンブの天井すれすれに位置しているテオスアウレで生活しているが、大昔はゲンブ大雪原で暮らしており、そこには巨大な湖や古の技術を繋ぐ神殿が存在していた。しかしルクスリアの巨神獣の衰えと共に危険なモンスターがはびこるようになり、また(ゲンブが潜行する事で流れ込んでくる)雲海や、降り積もる雪の影響で徐々に居住区を上へと上げていった。その際ゲンブ内の巨大な柱を利用したようだ。
「閉ざされた鉱石場」(フムフムのいた遺跡)にも、「数千年前」には人々が住んでいた。聖杯大戦の跡が残る場所もあり、ルクスリアという国が生まれる前から人が住んでいたと考えられる。(反アデル派のイーラの民が移り住んだ際、元々住んでいた人々はどうなったのか不明である。)

 

《国柄など》
ルクスリア人は真面目な気質の者が多いという。

 

《文化など》
街中には読書をする者が多くいるが、これはルクスリアが鎖国によって娯楽が少ない為である。英雄アデルの伝説は人心に深く根付いており、歌などにも登場する。

 

《食文化》
国民は疲弊しており、王都には通常の店は殆ど閉店している代わりに認可を受けていない闇市が立ち並ぶ。物価も高く、肉は貴重である。
郷土料理として、オーチェシャや英雄アデル焼きといった食べ物が存在する。英雄アデル焼きはジークや国王ゼーリッヒの好物でもあり、平民だけでなく王族にも英雄アデルの伝説は尊ばれていたものと思われる。

 

《巨神獣について》
コアチップ製造に当たってゲンブのエーテルエネルギーは通常の巨神獣より流れが弱く(少なく)なり、その結果低気温の環境が生まれ、ルクスリアは雪に包まれ作物の育ちにくい土地となっている。

 

《天候・気候》
天候は晴れ、雪、雲海霧。

 

《テンイとテオスピスティ神殿》
王都内にはテオスピスティ神殿跡が残っており、そこには昔に暴走した強力なブレイド(テンイ)が眠っている。
テンイはかつて暴走したことがあり、その時誰も彼女を止めることができなかった。彼女のドライバーが自決したことにより事態は収束したとされている。その後コアは神殿内の石碑に封印されるが、血に似たものを捧げることでその封印を解くことができる。
当時の記録は正確に残っておらず、神殿が朽ちてしまった現在では詳細を知ることはできない。

 

《国家の成り立ち》
表向きにはルクスリア人は「イーラの滅亡から逃れた英雄アデルの末裔」とされている。
ルクスリア人はイーラにおいては傍流であり、英雄アデルの末裔ではないが、古王国イーラの民が祖先であることは正しい。DLC「黄金の国イーラ」から類推するに、このルクスリアの祖となった者はかつてのイーラ王弟・ゼッタであると思われる。ルクスリアの始祖達はアデルが去った後偶然得たサーペントの制御コア(神聖なる鎖)を利用してルクスリア王家を起こし、人身掌握にアデルの名を利用した。そして他国との干渉を避ける為、レックス達が訪れ歴史が語られるまで鎖国していた。

 

《名前のみ登場する地名》
ナラリア雪原
イセベル岸壁(ゴゴールの巣がある)
ネヨーカ雪原(特に豪雪地帯)
グンデス岩塩窟(ここから国内の塩の大半をまかなう)
ナレル断崖
ノブ山脈
(2019/01/12更新)