セカイサプリン

Xenoblade2に関する覚え書きや個人的考察。ゼノブレイドシリーズの他の作品についてもたまに書きます。

マルベーニ

アーケディア法王。アーケディア人、元サルベージャー、ミノチ・ファン(カスミ)・天の聖杯メツのドライバー。ブレイドイーター。愛称は「マリー」。
幼い頃に野盗によって母親を失っており、彼女を殺した野盗達を殺害している。
メツを手にした後戦場に赴いたマルベーニは、その功績によってかアーケディア の「助祭枢機卿」を命ぜられたが、直後にメツが彼の元から去っている。
メツ曰く、マルベーニは「法王庁も信者も誰もが唾棄すべき愚民。人間はこの世界の無駄そのものだ」という思想を持っていた。
またマルベーニが楽園を目指す目的は「ブレイドと巨神獣をこのアルストから消滅させること」。
マルベーニの精神性に強い影響を受けて同調されたメツも同様の思考を持っており、それ故にメツはマルベーニの元を離れたと推測できる(世界に生きる全ては無駄であり、滅ぼすべき存在だ。そしてそれは自分すら含む)。
しかしメツとは同調できたものの、ヒカリのコアとは同調できなかったらしき描写がある。理由は不明である。
彼は自分がブレイドイーターとなる前に、難民を利用してブレイドイーターを生み出す実験をしている。その際生み出されたブレイドイーターは全て処分されたが、そこで同様に実験台となった一人であるサタヒコは何らかの手段で生き延び、500年の時を過ごした。
アーケディア人は長命とされているが、作中でヒカリが全く容姿の変わらないマルベーニを訝しむ様子がある。マルベーニはブレイドイーターと化すことで、アーケディア人の範疇すら超えた寿命を手にしていたと考えられる。

《推測:洗礼について》
マルベーニがコアクリスタルに「洗礼」を行うと同調率が上昇する。(通常、洗礼を行なっていないコアクリスタルは同調率が低い=拒絶反応が起きやすいとされる。)彼は天の聖杯のドライバーとなった時、この力を手に入れたのだと言う。
これは推測だが、この「洗礼」は天の聖杯のドライバーであるマルベーニがコアクリスタルの一部を取り込むことにより「既に同調している」のに近い状態へとコアクリスタルを制御し、同調率を高めているのではないか。また、彼がこの洗礼により手元に集まった全てのコアクリスタルの一部を取り込んでいるとすると、彼はある種「聖杯化」しようとしていたとも取れる。(「自分は神の意志の代行者だ。天の聖杯の能力は『生きるに値しない生物を消し去る力』。それこそが神の意志だ」。つまり、神の意志=天の聖杯の力 ならば、マルベーニは聖杯のように“成ろう”としたと言えるのではないか。)
ちなみに「神鎧マルベーニ」は種族的には「ヒューマノイド」ではなく「ブレイド」となる。