セカイサプリン

Xenoblade2に関する覚え書きや個人的考察。ゼノブレイドシリーズの他の作品についてもたまに書きます。

ホムラ・ヒカリ

天の聖杯。マスターブレイド。アデルとレックスをドライバーとする。
ホムラはヒカリが聖杯大戦後に余剰エネルギーで生み出したもう一つの人格。記憶等は共有されており、基本的には同一人物であると本人は言っているが、ホムラは料理が得意であるのに対しヒカリはそうではなかったり、アイテムの好み等が違っていたりするなど、外見だけでなく内面にも様々な差異がある。
ヒカリのセイレーンによる攻撃は加速させた重粒子のエネルギー。
レックスとヒカリの傷の連動は同じコアを介しての情報交換である。
彼女たちの楽園を目指す真の目的は父である神(クラウス)に自分達の存在を消してもらうことであった。
覚醒したホムラ(ヒカリ)はゲートの力を利用し「思い描いた未来を形作る能力」を持つ。
トリニティ・プロセッサーとしての名前はプネウマ。

《聖杯大戦時のヒカリ》

「黄金の国」より、アデルの従者であるミルトの話から推測するに、ヒカリが天の聖杯のブレイドとしてアルストに顕現したのは、DLCの3564年より一年前、3563年と思われる。

ヒカリの「世界の成り立ちにも行く末にも興味ない」という考えは、アデルが「権力や為政に興味がない、のんびり隠遁して暮らしたい」という思いを持っていたことに影響を受けているのかもしれない。

作中の最初では己の力のみを過信し、他者との協力には消極的であった。

彼女は自分の持つ力に自信を持ってはいたが、その力がもたらす先を認識できていなかった。彼女なりに制御を試みている節も見られるが、それでもまだ足りていなかった。そしてアデルが彼女に恐れを抱いていたこと、守る為に置いてきたミルト達のいる王都がメツによって攻撃されたこと、この三点が重なり、ヒカリは最終戦で自身の力を制御することができず暴走させてしまったのだと思われる。この時アイオーンの姿が見えるので、ゲートへの接続が行われ「かけた」可能性がある。しかしドライバーであるアデルがその力に耐えられなかったため、停止していたゲートは開くには至らなかった。

また彼女がホムラを生み出したのは、ミルトの死とサタヒコからの拒絶が原因である。旅の過程で心情に変化が起きていたヒカリはイーラの民、ひいてはサタヒコやミルトを守りたいと考えるようになっていた。しかしイーラは壊滅して沈み、守りたかったはずのミルトが命を落としたことに深く傷つき、結果己の力に絶望を抱いてホムラという存在を生み出した……と考えられる。

 

《推測:プネウマの容姿について》
ホムラの衣装や剣などのデザインが左右対象でないのは、ホムラが聖杯としての能力を制限した「不完全な姿」であることを示している。そのため、ホムラの容姿・衣装は布地が少なく欠けていたり、露出している部分があったりする。
ならば同様に露出の多いヒカリもその要素があるのではないか。ヒカリの衣装はホムラより左右対象に近いデザインであるが、太もものアクセサリーなどは片方にしか付いておらず、背中や脚などもホムラ同様露出が多い。それはヒカリもまた不完全な形であることを表しているのかもしれない。
逆にプネウマは殆ど肌の露出がなく、左右対象で機械的なデザインとなっている。(前髪除く)
またマルベーニとの戦闘時、攻撃を受けたプネウマがヒカリの姿へと変わる場面がある。彼女の容姿が能力の出力度合いを表していると思われる。(例えばホムラ…30%、ヒカリ…70%、プネウマ…100%というイメージ)
プネウマの容姿は聖杯のコアクリスタルと同じ緑色を基調としたデザインで、トリニティ・プロセッサーを「人型」に落とし込んだものと思われる。
ヒカリはアデルが同調した際に生まれ、ホムラはヒカリが眠りにつくために生み出した。ヒカリの基礎はアデルの人格や思想から成り立っていると思われる。
すなわちプネウマは「トリニティ・プロセッサー人型化」。ヒカリは「アデルが生み出したブレイド」。
プネウマはアデルが生み出した存在ではないので、彼が扱える範囲を超えていた。第三の剣を扱えず、ヒカリの全ての力を引き出せなかったアデルは、その力を恐れて彼女を眠りにつかせた。