セカイサプリン

Xenoblade2に関する覚え書きや個人的考察。ゼノブレイドシリーズの他の作品についてもたまに書きます。

テンペランティア

テンペランティア》節制 Temperantia


天候は晴れ、曇り、雷。
亡国ユーディキウムが存在した巨神獣。
ユーディキウム(iudicium)とはラテン語で「判決」。七つの大罪でも七つの美徳でもない。
ユーディキウムは生体技術に優れており、マンイーター技術の発祥の地でもある。ユーディキウムは現在のスペルビアより技術力に優れていたとされる。
500年前聖杯大戦での主戦場となった巨神獣であり、聖杯達の攻撃を受け沈んだ。その時の傷跡と思われる「聖杯の鉄槌」「滅の斬撃」がロケーションとして残っている。
スペルビアとインヴィディアにおいては「緩衝地帯」であった。二国が最も接近する時期、その中間地点に存在するのがテンペランティアである。両国の兵が駐屯しており、そのうちスペルビア側が駐屯させているのは第二親衛隊団の第一軍である。貴重で重要な戦力となるドライバー兵は派遣されていなかった。
本編第3話にてスペルビアのコアクリスタルを積んだ船がイーラに襲われたことを受け、この緩衝地帯であった場所を、開戦派であったスペルビア元老院のローデリッヒ議員が独自に発掘調査を再開した。


はるか昔にあった幻の巨神獣の王国「リジデリア」は、魔獣アロゲント・ベヒモスによりテンペランティアの地で一夜にして滅んだとされる。
この小国の巨神獣は自由に移動し(世界樹周辺を周回運動していなかったという意味ではないかと思われる)、人の目に触れることのない幻の存在であったという。
このリジデリアが沈んだのは数百年前だが、アロゲント・ベヒモスは生きており、テンペランティアの三剣の孤島付近に早朝現れる。
文明の名残等はユーディキウム以上に残っておらず、実在したかすら怪しい。
「沈んだ」とあるが、テンペランティアが生きていた時であればテンペランティアの巨神獣の上でリジデリアの巨神獣は死んだことになる。テンペランティアが沈んだ後に滅びたなら、もっと文明の跡が残っていてもおかしくないはずだが……?(リベラリタスにあったという王国同様、文明の名残は雲海へと沈んでしまったのかもしれない。)