セカイサプリン

Xenoblade2に関する覚え書きや個人的考察。ゼノブレイドシリーズの他の作品についてもたまに書きます。

Xenoblade Difinitive Edition つながる未来メモ

Xenoblade3の発売日も近づいてきたので、遊べていなかった「つながる未来」をプレイしました。

プレイ時間はイーラの半分ほどで、約13時間でした。コンパクトながら、メリアと「その後の世界(未来)」に焦点を当てた内容は興味深い点が多かったです。曖昧なままの箇所も残っていますので、そこが3で明かされるといいなと期待しています。

 

 

【概要】
Xenoblade本編から1年後の物語。
シュルクたちによってザンザが倒された後、人々はコロニー9を中心に復興作業を行っていた。巨神の躯体が崩れたため、ほとんどの土地は水没するような形となっている。
ある時シュルクは、壊滅した皇都アカモートが巨神肩に存在する可能性に気づき、メリアに話を持ちかけた。あたらしい世界の復興はまだ途中ではあったが、メリアの故郷であるアカモートとそこに生きている可能性のある同胞を思う彼女のため、シュルクはジャンクスを使って巨神肩に向かうことを提案する。
本来であれば往復で半日もかからず済む予定だったが、着陸の前に皇都付近の「亀裂」から放たれた謎の光線によりジャンクスは損傷、巨神肩の水辺に不時着する。損傷したジャンクスを直すためにも、彼らはアカモートを目指そうとする。


【キャラクター】
ネネ
リキの子供の一人。羽子板にも似た形の「シールド」を用いて戦う。
面倒見が良い性格で、ほかのきょうだいの世話もおこなっていた。かつてはリキ達とともにサイハテ村に暮らしていた(サイハテ村は巨神の崩壊に巻き込まれ、「つながる未来」時点でなくなってしまっていると考えられる)。
木登りが苦手(多くのノポンは木登りが好きであるようだ)。本編で既にシュルク達と一度顔を合わせているが、成長期であったネネは一年前と現在で大きく姿が変わっており、シュルクは初めて会った時の場にネネがいたことに気づいていなかった。

キノ
リキの子供の一人。エーテルライフルに似た動きができる「テッポーの実」という道具を武器として使用する。
キノはある時リキが家族として迎え入れたノポンで、リキやネネ達との血のつながりは持たない。やや人見知りな性格だが「勇者」に強い憧れを持っている。好物はあまあまワサビ。
彼は育ての父母であるリキとオカに、「勇者」になることで恩返しをしたいと考えていた。そのためシュルクとメリアの会話を密かに聞いていたキノはひっそりとジャンクスに乗り込むことにした。それを心配し追いかける形で、姉のネネもジャンクスに乗り込んだ。
「キノ とーちゃんかーちゃんいなくなったけど 元気になったも!」というセリフから、彼は巨神崩壊時に元の家族を失って孤児となり、その後リキによって新たな家族として迎え入れられたと思われる。

タルコ
元異端審問官で、光妃ユミアの娘。
テトの行っている「テレシアを元に戻す研究」を手伝っており、強い熱意を持って取り組んでいるようだ。テトとはまだ皇都にいた頃に知り合い、皇都脱出後に一人きりだったテトを巨神肩まで連れてきた。
本編後、彼女は死に場所を探して各地を彷徨い、そして巨神肩にたどり着いた。その後皇都が巨神肩に落ち、死に場所を得たと考えたが、すぐにテレシアが住み着き、巨神肩へ難民が漂着。霧乃王からテトを助けたことで死ねなくなってしまった。
流れのまま生き続けた彼女は「つながる未来」で自身がどうあるべきかを悩む姿を見せる。しかし最後にはメリアを新たな皇主として認め、その“影”としてメリアを支えることを誓う。

マクシス
盟友の岬に暮らすハイエンターの一人。元近衛兵。衛士であることもあり、本来は人々を守りたいという信念を持っている。しかしラダムの発言によりグランデルの住人と決別し、同じく衛士である複数のハイエンターとともに住む場所を岬へと移動してしまった。

ゲルガー
岬に暮らすハイエンターの一人。かつては皇都警備隊として働いていた。純血のハイエンターから差別や迫害を受けていたと考えられ、そのためひどく純血のハイエンターを憎んでいる。「混血」であることを理由にメリアに狂信的とも取れる態度を見せる。
祖先やテレシアへと変わってしまったもの達への思いを大切にし、またテト達の研究を応援するメリアに失望した彼は、メリアを亡き者にして自らが新たなハイエンターの導き手となることを目論む。しかし失敗し、メリアから更生を促されるも受け入れられず、最後には自ら命を絶ってしまう。

テト
ハイエンターの少年。テレシアを元に戻す研究をしており、巨神肩に研究所を構えてタルコと共に暮らしている。
父親がホムスで、母親がハイエンター。母は純血であったためテレシア化してしまい、また父も霧乃王に殺されてしまった。
かつては虫好きの少年として有名だったらしい。本編でも登場し、関連クエスト(「金色の虫を求めて」)も存在する。

ラダム
古代都市グランデルに暮らすマシーナの男性。研究者的な気質で、戦う力は持たない。岬のハイエンターが決別したのは彼の発言が原因ではあるが、彼自身は命を失われることを憂う他者思いの性格で、共に暮らす人々の力になりたいと考えている。モナドレプリカの改良に力を貸してくれるほか、巨神界の人々(有機生命体)のために完全栄養食「ラダムメシンEX」を考案するなど、マシーナとしての知識や技術を他者のために有効活用している。

ノポンジャー
サイハテ村のノポン測量隊。サイハテ村の遺跡研究本部に設立された測量部門がこのノポン測量隊(ノポンジャー)である。
現在の隊長はワナワナで、隊員は全12人。巨神肩へも測量にやってきた。見た目はほとんど同じだが、背負っている旗の色と番号で見分けることができる。
実は深刻な資金不足に陥っており、存続の危機に瀕していた。そのため、ワナワナが隊長となってからは測量ではなくサイハテ村の奉仕活動が中心となっていた。

 

ワナワナ
ノポンジャーの隊長。隊員の中では比較的若手であったにもかかわらず、新たな隊長に抜擢された。トロトロ曰く「測量の腕は確か」。
巨神肩に来た目的は、巨人族の宝として眠っているといわれる「ゴールドキノコ」を手に入れて活動資金にするため。ワナワナは活動方針を転換して節約を心がけたり、合言葉(「メジャー!トレジャー!ノポンジャー!」)を決めて隊員の指揮向上に努めるなど、彼なりに遺跡研究本部を存続させようと努力していた。
ワナワナはサイハテ村の遺跡研究本部でゴールドキノコの場所が書かれたメモを発見した。しかし正確な場所がわからなかったため、他の隊員達から得た測量情報をまとめ、「ネルヴス墓地の最奥」にあることを特定した。

 

【巨神肩の住人について】

①皇都居住者(ハイエンター、ホムスなど)

つながる未来の一年前(本編)の大戦最終盤、アカモートは巨神の目覚めによって多くの住民がテレシアと化し蹂躙された。しかし衛士たちが命懸けでテレシアからアカモートの一部を取り返すことに成功し、一部の住民はそこに暮らしていた。しかしその数ヶ月後に現れた霧乃王によって彼らはアカモートから離れざるを得なくなってしまい、巨神肩にやってきた。

②マシーナ

ここに暮らすマシーナたちは、機神界の「マシーナの隠れ家(機神界フィールドにある秘境)」に駐屯していたものたちである。そこには数名のマシーナがおり、機神兵の動向などを警戒・監視するために滞在していた。そして大戦によって機神界側の戦況が悪化し、彼らは落ちた腕の隠れ里へと戻ろうとしたものの、激しい戦火によってうまく帰還することができず、やむなく巨神肩に落ち延びたようだ。

③ノポン

ここにいる理由は様々で、必ずしもアカモートの住民ではない。ノポンジャーのように任務のために来たものもいれば、バーン(バーム)のような商売目的のものもいる。最も多いのは一年前の大戦に参加する予定だったはずがプテルスの気まぐれによって巨神肩に降ろされてしまったノポンのようだ。


【アイテム・種族等】
ワールドエンド
メリアの初期装備。「神々の時代が終わるとともに新しい時代の幕開けを告げる杖」。モナドに似た赤い色をしており、構えた時にはモナドの光刃のような青い光の刃を発生させる。伸縮可能な武器で、使用しないときは柄の部分が短くなる。

モナド・R・EX
シュルクの初期装備。「大戦後にシュルク主導で開発された新型モナドレプリカ 通称レックス」。本編初期のモナドに形状が似るが、円の部分は金属のようなパーツで塞がれており、文字は浮かばない。

ハイエーテル結晶
高純度のエーテル結晶。モナド・R・EXの改造に使用される。希少性が高く、エーテル濃度の高い巨神肩のエーテル鉱床の中でも「採石場ゼクル・マルガ」の1箇所からしか採掘できないほどである。また熱に反応して昇華してしまうため、運搬の際には日光に当たらないよう注意する必要がある。
とても美しい浅葱色の結晶で、強い光をはなつ。

ゴールドキノコ
ワナワナが探し求めていた巨人族の秘宝。巨神肩のネルヴス墓地の宝箱に隠されている。墓地には宝を守護するモンスターとして「応報のドラヴルム」が現れる。
ワナワナが本部で見つけたメモによれば「誰も食べたことがないくらいゴクジョーの味」とされる。
長い年月のせいでゴールドキノコ自体は既にカラカラの化石のようになってしまっているが、宝箱の中には他にも財宝などが一緒に仕舞われていた。

テッポーの実
キノが用いるエーテルライフルに似た武器。エーテルを貯め、撃ち出すことができる。珍しい植物であるらしく、リキが最初にテッポーの実を見つけ出した。ノポンによって武器として使用されるようになったのはごく最近のことであるようだが、カムカムを使えないノポンには既に広く普及した武器となっている。

黎明の花

エストアイテム。ハイエンターの少年ネストルが墓前に備えるために探していた。花の色は「夜明けの空のような」青。嘆きの峠など、日当たりの良い高台に咲く。セレによれば花言葉は「出立」「高潔」「あなたを誇りに思います」。

セリオスアネモネ

コロニー6で採取できるコレクションアイテム(「つながる未来」では入手できない)。花言葉があり、白は「希望」、黒は「未来」。

トンデイキナサイ

アカモートのあちこちにいるという何か。粒のように小さくて気付きにくく、風で目の前にやってきた時にようやくわかる程度だという。

霧乃王
黒い霧のような姿をした怪物。「つながる未来」の数ヶ月前に突如皇都に出現した。剣やエーテルなど、どんな攻撃も効かない。霧乃王のいる場所には必ず「霧乃獣」が同時に現れる。どちらも大量のエーテルを放出しており、それによってテレシアが引き寄せられている。
霧乃王と霧乃獣はテレシアが発生させるエーテル場の影響によって皇都に押しとどめられていた(テレシアはエーテルを吸収する際にエーテル場を発生させる。霧乃王と霧乃獣から放出される大量のエーテルを吸収するためにテレシアが集まり、それが結果的に皇都を守る形になっている)。
亀裂から力を得ており、亀裂が大きくなることで霧乃王の力も増す。
実体がなく、幻や炎のようにゆらめいているが、朧げに見える輪郭は「ゼノブレイド2」のモルスの地に登場した大型グルドゥ(ストーリーボス「デビルキング・グルドゥ」及びユニークモンスター「秘宝のタイラント」)に酷似している。
生き延びていたハイエンター達は皇都を守るために霧乃王と戦ったが、それも空しく多くの命が失われてしまった。そして彼らはハイエンターとその他種族の者達(ホムス、マシーナ、ノポン)を連れ、巨神肩まで落ち延びた。
しかし皇都奪還を諦められなかったハイエンター達は落ち延びた後もなお霧乃王に立ち向かっていった。そこで散っていく命を憂いた機神界人(マシーナ)のラダムが彼らを止めたが、そのラダムの言葉が発端となり、巨神肩に暮らしていた人々は断裂してしまった。

亀裂
霧乃王が現れる、空間の裂け目。霧乃王が姿を見せていない状態でも赤黒い光線を放つことができる。近くに生息するモンスターを霧乃獣化させてしまう力があり、それは亀裂が大きくなることでより強く発揮される。

シュルクの推測によれば、現在の1の世界は「生まれてから日が浅い」もしくは「再生中」で、不安定な可能性があり、それによってできたのではと言われている。また、メリアは亀裂を「全くの未知で、『自分達の未来に逃れようのない災いをもたらす』新たな世界ゆえの新たな脅威」と捉えた。
「つながる未来」終盤ではテレシア達が亀裂にぶつかっていったことで不安定になり、そこにメリアが強力なエーテル攻撃をぶつけたことで霧乃王もろとも消滅したようだ。
具体的な発生原因等は不明のままである。

巨神肩のハイエンター
コロニー9で生活している者同様、みな混血であると思われる(純血のものは巨神の目覚めとともに全てテレシアへと変化してしまったため)。
このうち岬に住んでいるものはほとんどが兵士である。


【エリア】
巨神肩
巨神の肩に位置していた地帯。「浮遊鉱物により巨神崩壊時に浮島となった左肩 巨人文明発祥の地とされ、遺跡が多く残る」。
巨神崩壊後、浮遊大陸となって存在している。さまざまな場所のモンスターが生息しているが、機神兵はいない。
盟友の岬の近くにある「盟友の語り場」は、かつて二人の男が友情を誓い合った場所だと言われている(エギルとアガレスを指す?)。
「つながる未来」開始時点では皇都から落ち延びた人や巨神機神の崩壊に巻き込まれた人々が生活していた。人々は最初は種族の壁を越えて手を取り合い、古代都市グランデルで生活していたが、ラダムの発言を発端として一部のハイエンター達はそこから離れ、盟友の岬で生活することを選んだ。

ソルタナ島
エルト海にあった浮遊島。巨神崩壊時に流れ着いたのか、現在は巨神肩に存在している。建築物の最上部にある転送装置は現在解析装置(墓所等にあった防衛機構と似た仕組み)によるロックがかけられており、巨神肩にいる一部のハイエンターと皇族のみが通れるようになっている。

盟友の岬
グランデルから出ていったハイエンター達が生活している地域。暮らしているハイエンターはほとんどが衛士で、皇都奪還を強く望む者が多い。

古代都市グランデル
大戦や神々の崩壊から逃げ延びた人々が生活している地。ハイエンターだけでなく、ホムス・ノポン・マシーナが暮らしている。
元々は数百人の人々が支えあって暮らしていたが、皇都奪還を願ったハイエンター達とそれ以外のものの間に亀裂が生まれ、結果岬で暮らすものとグランデルに残った者に分かれてしまった。
巨神肩に残る遺跡を居住地として再利用して生活しているようだ。

皇都アカモート
かつて巨神頭部のエルト海に存在していた、ハイエンターの皇国。巨神が目覚めた際に国民の多くがテレシア化し、そのテレシア達が跋扈する危険な場所となっていた。その後、巨神崩壊時に巨神肩へと落下。生き延びたハイエンターの衛士達によって、一時的にではあったが再び人が住めるようになっていた時期があったようだ。しかしそれも霧乃王が出現したことで脱出を余儀なくされ、人々は古代都市グランデルへと移り住んでなんとか生き延びていた。
「つながる未来」エンディングでは亀裂および霧乃王の消滅により、再び人々の暮らせる場所へと再生された。


【モンスター】
マクナ・エクス
巨神肩で生き延びているモンスターの一種。元の生息地はマクナ原生林。好物はニジイロニンジン。「エクスの鉄心臓」は食用するのに多少の難があるが、治癒能力を増強する効果を持つ。

エーテル生命体(ネブラ)
エーテルで構成されたモンスター。巨神界では珍しくない生物だが、複数の個体が密集すると他のモンスターを引き寄せる「高濃度のエーテル場」が発生する。

プレアー・キャピル
巨神肩で生き延びているモンスターの一種。元の生息地はコロニー9。好物は「瑞々しい野草」。

ノーブル・グロッグ
巨神肩で生き延びているモンスターの一種。元の生息地はテフラ洞窟。プレアー・キャピルを捕食する。

スキート
巨神肩で生き延びているモンスターの一種。ゼンの洞窟付近に生息しているものが落とす「スキートの濃縮蜜」は、コレクションアイテムのハイリーフと混ぜ合わせることで植物の成長促進剤を作ることができる。


【その他】
巨神肩のエーテルエーテル鉱床
巨神肩はエーテル濃度が高いため、巨神肩のエーテル鉱床は巨神界の他の場所のものより硬度が高く、専用の道具でないと採掘できない。その代わり、そのエーテル濃度の高さによってジェムに適した(純度がとても高い)状態で結晶化しているため、ジェムクラフトしなくても採掘したものをそのまま装備に用いることができる。

・メリアの花好きは母である影妃の影響。幼い頃は離宮の花壇の手入れを手伝うこともあった。
・ノポンはおよそ10歳から15歳の間に成長期に入る。
・ノポンは身の回りのものにほとんど金属を使わない。
・マシーナには味覚の概念がない。

北米版メモ:コレクションアイテム(DLC)

アベコベアリング Inverse Bearing
夕焼けブラケット Sunset Bracket
ビビットワイヤー Hi-vis Wire
ファンシーシム Fancy Seam
ニチリン歯車 Suncog
エレクトシャフト Charged Shaft
コウモリヒンジ Bat Hinge
アップルランプ Apple Lamp
鉄鋼ラミボード Alloy Sheeting
スカーレットコイル Scarlet Coil
波紋レンズ Ripple Lens
ジオメトギア Geometric Gear
ヴォルフのけもの肉 Volff Beastmeat
フェリスのけもの肉 Feris Beastmeat
グラディの魚肉 Grady Beastmeat
ウルスのけもの肉 Buloofo Beastmeat
ネストのエキス Nest Extract
ローグルの鳥肉 Rhogul Birdmeat
マーリンの魚肉 Marrin Fishmeat
バニットのウサギ肉 Bunnit Bunnymeat
アングのヘビ皮 Aspar Snakemeat
フラミーの鮮やかな羽 Vibrant Flamii Wing
フライアの針 Flier Stinger
タ―キンの折れた槍 Broken Tirkin Spear
タ―キンの矢じり Tirkin Arrowhead
モラモラの真珠 Moramora Pearl
エクスのしっぽ Eks Tail
カミルのたてがみ Camil Mane
クライブの甲羅 KrabbleCarapace
メズラ石 Rarestone
オーロラパール Polar Pearl
アロマタイト Smellactite
銀翼セキエイ Silverwing Quartz
オーシャン・アイ Ocean Eye
ビスマス岩板 Bismuth Slab
フォレストーン Forrestone
サイコロ石 Dicy Stone
ジレンマロック Dilemma Rock
フローラソイル Floral Soil
プラネタ晶石 Planetary Crystal
ラクモ閃石岩 Murakmor's Flashstone
イーラトラウト Tornan Trout
ヒトツメカジカ Horned Sculpin
トコヤミガザミ Grimdark Crab
コハクアユ Amber Sweetfish
コンゴイワナ Steel Salmon
樹木ガニ Tree Crab
ミントフィッシュ Mint Fish
フウギョ Windyfish
イガハマグリ Burred Clam
ピラルシャーク Bonytongue Shark
ベリイナゴ Berryhopper
キンモクチョウ Speckled Monarch
スナウーパー Sand Upa
シロダルマコオロギ Dharma Cricket
モムモムワーム Munchygrub
ニンニンクマゼミ Everyman Cicada
インクロナナフシ Sticky Stick Incect
グンジョーサソリ Gregarious Scorpion
ラピスアゲハ Lazure Swallowtail
シモフリコブラ Motley Cobla
ダナスカラー Dannagh Weta ※weta …… カマドウマに似た大型昆虫
オニタマオニオン Deviled Onion
サワーアボカド Sour Avocado
フォーチュンレタス Lucky Lettuce
メラニンジン Tawny Carrot
ルージュパイン Ruby Pineapple
プラチナメコ Platinum Shroom
月光バナナ Moonbeam Banana
ヒートオレンジ Hot Orange
ハッスルハス Hustle Hyacinth
ミートパプリカ Meaty Carrot
クランベリン・ベル Cranberry Bell
サンプキン Sumpkin
星くずペッパー Creeping Starpepper
とんがらトマト Barbed Tomato
ミルキーナッツ Lactnut
ヨウコウスズラン Lily of theSunny Valley
リュウセイモミジ Star Maple
シダレコムギ Weeping Flour
エンゼルセージ Angel's Sage
ベニカモミール Glossy Chamomile
ツルギヒイラギ Bladed Holly
ティアラベンダー Shepherd's Coronet
パンダーパンジー Panda Pansy
ミツマタナズナ Shepherd's Purse
サチベリア Dawn Hydrangea
メロシア・ハチミツ Melosian Honey
ヒマワリローグ Sunflower Rogue
スルカコムギ Ruska Flour
赤い花粉玉 Red Pollen Oabs
コットンブランチ Cotton Branch
ラセン巻きヅタ Corkscrew Creeper
マツヤニ Rainbow Resin
神秘の朽葉 Curious Rotting Leaves
ねじれヤドリギ Spiral Mistletoe
パズルツリー Puzzletree Wood
マッスルブランチ Muscle Branch
ビネガーリーフ Vinegar Leaf
まよわぬゴケ Clarity Moss
まよいヅタ Confusion Ivy
ディアーウッド Deer Wood
バインドルーツ Binding Roots
おもいでバーク Memento Bark

ヴァンダム

フレースヴェルグ傭兵団長。フレースヴェルグを一人で立ち上げ、仲間である団員達から厚い信頼を置かれていた。事務仕事は好みではなく、実戦へ赴く方が性に合っているようだ。
連れているブレイドはスザクのみ。
ミノチとは知り合いであり、傭兵団を立ち上げる以前、共に戦場に出た経験がある。
傭兵を始める前はフォンス・マイムにいた。
本名はアクィラ・バローネ・ソル・エステリオーレ。インヴィディア公家の一つであるバローネ家出身で、権威ある人物だった。
ヴァンダムという名前は彼が幼い時に憧れた有名人からとった仮の名前。
フレースヴェルグはインヴィディア傭兵団には珍しく、貴族が擁する傭兵団ではない」と言われている為、彼は既に公家の地位を捨てたものと思われる。
また、戦闘後の掛け合いから昔は息子がいたことがわかる。なお、息子は既に亡くなっているようだ。
フレースヴェルグを立ち上げた理由は、「残酷な戦から人々を守る為」。息子の死をきっかけとして貴族の身分を捨て、首都から離れたフレースヴェルグの地で傭兵団を立ち上げたのではないかと考えられる。

【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】 感想などまとめ

配信開始から1週間が経ち、考えが多少まとまってきたので一つ。

後々各キャラクターなどの別個の記事が作れたらいいのだが、ひとまずはこちらに。

過去記事の修正もしたい。

 

 

・ドライバーがブレイドの武器を使用する戦法について

ドライバー&ブレイド戦法を編み出したのはシンとラウラ。

理由はラウラが「武器を買うお金がなかったから」というものだが、その後アデルやユーゴ達からその有用性が広まり、500年後には一般的な戦法となった。

 

 

・アデルについて

イーラの王位継承権第4位の王子。非常に人望が厚く、それ故に疎んじられた彼は辺境の地アレッタへと追いやられ、そこで領主をしている。屋敷には身重の妻がおり、もうすぐ子供が誕生する予定となっていた。

ヒカリと同調したのは作中の一年前(神暦3563年頃)。彼は最初から天の聖杯であるヒカリの力に恐れを抱いていた。

ミルトと出会ったのは3年程前(3561年)。

ヒカリと出会う前は一人で無人の巨神獣を旅して回っていた「放蕩王子」。

大剣使いで、キズナリングの構成もジークと似たものとなっている。

アデルは当時のイーラ王の一人息子だが、正室の子ではない。イーラ王はとある遠征先で見初めた農民の娘を妾とし、そして誕生したのがアデルである。どの国、巨神獣だったのかは不明だが、彼がイーラ人でありながら金の瞳を持っていることから、少なくとも母はイーラではない巨神獣の民だったと分かる。

その為アデルは元々別の場所で暮らしていたが、イーラ王は他に子を為すことは叶わなかった為、やむなくアデルを本国へと召還した。イーラ王はアデルに自由を与えることができなかったことを悔やんでいる。

アデルに兄弟はいないようなので、王位継承権3位の人物もゼッタ同様イーラ王の弟なのではないかと思われる。

アレッタの抵抗軍は万が一の時にはアレッタの民を連れてリベラリタスに避難する計画を立てていたと見られる描写がある。

セイリュウも「有事の際にはアレッタの民を任せろ」と発言していることから、アレッタにいたイーラの民と抵抗軍の一部はリベラリタスへと移住したと推測される。

彼の妻が抵抗軍やセイリュウによって無事にリベラリタスに連れ出されていたなら、彼の子孫がリベラリタスで生き続けた可能性もある。

なおエンディングでのアデルの発言より、抵抗軍はリベラリタスだけでなくスペランザと呼ばれる地にも避難をしていたようである。しかしそちらに避難をした抵抗軍は天の聖杯とイーラの残党を殲滅しようとしたアーケディア法王庁(マルベーニ)によって壊滅しており、リベラリタスに向かうことなく散っていったと思われる。

戦後ラウラ達とグーラの地で別れたアデルは、イーラ王家の霊洞があるリベラリタスに第三の剣を封印しに向かう。このことからエルピス霊洞はアデルが造ったものではなく、もっと古くから存在していたと思われる。また建造にかなりの人員を要したであろうと本編でも推察されていることも考慮すると、イーラが壊滅した直後でもある大戦後にアデルがこの霊洞を造ったとは考えがたい。アデルのもつ炎を模した紋章が英霊の間にあしらわれているのは、紋章は元々「英雄アデル」を指す印ではなく、「アレッタ領主」や「イーラの血族」を表すものだったからではないかと推測される。

また、霊洞の近くにイヤサキ村を興したのは、アデルやイーラの所縁の者が霊洞の管理をする為だったのかもしれない。

 

 

サタヒコについて

エスタムという場所からポルタ村へと売られてきた少年。

サタヒコの目の色は一般的なイーラ人の「碧眼(作中では青緑)」ではなく青。サタヒコが売られてきたという「エスタム」は、イーラではない別の国なのかもしれない。

手先が器用で、巨神獣船などに興味を持つ。彼が本編でマルサネスやモノケロスの操縦を行なっているのは、巨神獣船や機械技術への興味から知識を持っていた為と思われる。

エンディングでの描写からして、サタヒコは戦後にブレイドイーターの実験をさせられたものと推測される。残党狩りでラウラとはぐれたもののまたしても生き残り、それをアーケディアに捕らえられて実験体にされた。

そして化け物にならず、処分でも死なずに生き延び(恐らくブレイドイーターとして「成功」した為)そして再びシンと出会ったものと思われる。

しかし、どのような過程で再びシンの元にたどり着いたのかは不明である。

 

 

・ヒカリについて

アデルの従者であるミルトの話から推測するに、ヒカリが天の聖杯のブレイドとしてアルストに顕現したのは、DLCの3564年より一年前、3563年と思われる。

ヒカリの「世界の成り立ちにも行く末にも興味ない」という考えは、アデルが「権力や為政に興味がない、のんびり隠遁して暮らしたい」という思いを持っていたことに影響を受けているのかもしれない。

作中の最初では己の力のみを過信し、他者との協力には消極的であった。

彼女は自分の持つ力に自信を持ってはいたが、その力がもたらす先を認識できていなかった。彼女なりに制御を試みている節も見られるが、それでもまだ足りていなかった。そしてアデルが彼女に恐れを抱いていたこと、守る為に置いてきたミルト達のいる王都がメツによって攻撃されたこと、この三点が重なり、ヒカリは最終戦で自身の力を制御することができず暴走させてしまったのだと思われる。この時アイオーンの姿が見えるので、ゲートへの接続が行われ「かけた」可能性がある。しかしドライバーであるアデルがその力に耐えられなかったため、停止していたゲートは開くには至らなかった。

また彼女がホムラを生み出したのは、ミルトの死とサタヒコからの拒絶が原因である。旅の過程で心情に変化が起きていたヒカリはイーラの民、ひいてはサタヒコやミルトを守りたいと考えるようになっていた。しかしイーラは壊滅して沈み、守りたかったはずのミルトが命を落としたことに深く傷つき、結果己の力に絶望を抱いてホムラという存在を生み出した……と考えられる。

シンはヒカリに「今ではない未来、お前の絆はそこにある」と告げた。アデルではない誰かがヒカリと強い絆を結ぶことを、何とはなしに予想していたのである。そしてヒカリは最終盤の戦いの最中、遠い未来に出会うレックスの姿を未来視する。

 

 

・ラウラ、シンについて

ラウラは傭兵として暮らしていた女性。年齢は27歳。10歳の時に「イーラの秘宝」であるシンと同調し、以降素性を隠しながらも彼と共に生きてきた。シンの仮面は彼の正体を隠す為にラウラが彼に贈った、手作りの品である。

ブレイドの武器をドライバーが使用する戦法を生み出したのは彼女とシンである。

彼女の母の名前はラネア。母ラネアはイーラから流れてグーラのトリゴ村に身を寄せていたが、足取りを追ったラウラ達がトリゴへとたどり着く前に敗残兵もしくは野盗によって命を落としたようだ。近隣の子供たちにも良い存在と思われていたと見られる描写がある。また、ラウラが子供の頃にプレゼントしたチャームを大切にしていたらしい。

一般的なイーラ人は碧眼であるが、ラウラは金色の瞳を持っている。ラウラの父(もしくは母)はイーラ人ではなかったのかもしれない。

ハイベル村出身で、騎士の称号を持っていた人物がいたという。恐らくそれがオルネラではないかと推測される。

つまり平民出身の女性でありながら騎士の称号を得たシン(イーラの秘宝)のドライバーは、ラウラとオルネラの二人いたということになる。

ブレイドは前の生の記憶を持ち得ないが、シンは前ドライバーのオルネラと過ごしたハイベル村に訪れた際、懐かしさを感じる。

シンとセイリュウが会うのは80年振り。長い間、イーラの秘宝と同調できたものはいなかったようだ。シンとラウラが同調したのは17年前であるため、少なくとも60年ほどの間、シンのコア(イーラの秘宝)は宝物庫に収められていたものと思われる。

ラウラは戦後、戦災孤児たちの為の家を作ろうと考えていた。それは叶わず彼女は命を落とす。シンがマンイーター達に手を差し伸べていたのは、彼女が思い描いていた家、すなわち居場所をなくした歪な者達(マンイーターブレイドイーター)の拠り所となろうとした意図もあったのかもしれない。

 

 

ブレイドイーターについて

ラウラの因縁の相手であるゴウトは、マルベーニがコアクリスタルのブローカーをさせていた手先。シンに返り討ちに遭い両腕まで失うが、アーケディアの僧兵に拾われ、ブレイドイーターにされる。

神暦3564年においてブレイドイーターは試作段階であったようだ。また、ミノチの台詞からしマンイーターもほぼ同時期に発案されたものと思われる。

ブレイドイーターは失敗すれば組織が崩壊して死ぬという。

では何故ジークがサイカのコアを移植された際失敗しなかったか、であるが、これは既に自分と同調しているブレイドのコアクリスタルを移植したからではないかと推測される。

DLCのスタニフ、また本編でのニアの発言より、ブレイドの細胞はドライバーの細胞(遺伝子情報)を元に構成していると思われる。すなわち同調済みのブレイドならば細胞がドライバーと近い(または同質)為拒絶反応は起きず、ジークは生き延びたのではないか。

 

 

・アーケディアについて

アーケディアの開祖はモルディナートという人物。

アーケディアには元々「天の聖杯」という名の至宝(オブジェ)があったようだ。神像の類いのものと思われるその至宝は、モルディナートが天から受けた啓示と、神の意向を模したものだという。メツはそれを破壊し、楽園からもたらされた自分こそが「天の聖杯」であると発言した。

これがメツとヒカリの二人の呼び名の由来となる。また、マスターブレイドという呼称はマルベーニの言葉からメツが取ったもの。

 

アーケディアのルーツであるユーディキウムは、モルスの地に残っていた文明の残滓を拾って利用していた。アーケディアはその遺物から、人とブレイドの成り立ち、そしてブレイドが巨神獣へと進化(変化)することを知るに至った。

アーケディアはメツの離反・暴走を汚点と考えているらしく、援軍を派兵させる際にもわざわざアヴァリティアを経由していたらしい。この事から、イーラへ依頼された天の聖杯同調も極秘裏だったのではないかと推測される。

戦後スタニフと結託していたマルベーニは法王ラダリアと枢機卿バルトリッチを暗殺し、第108代法王となった。

そして巨神獣兵器やマンイーターと思しきブレイドブレイドイーター(の化け物)を用いて スペランザに避難していたイーラの生き残りを襲った。

ゼッタとも結託したようだったが、詳しい関係は不明。この後ゼッタはアーケディアの支援を受け、ルクスリアに移り住んで王となったと思われる。

協力関係を築いたと仄めかされる描写から、ルクスリアは建国後にアーケディアから強請りを受けたのではなく、元々「エネルギー施策に重要なコアチップ献納」を条件として建国の助力とルクスリアの成り立ちの秘匿を依頼した、と推測する方が妥当かもしれない。

なおイーラの「巨神獣」が沈んだのはメツとヒカリの力であり、この件について言えばアーケディアは直接手を下していない。アーケディアが行ったのはスペランザへ避難していたイーラの民や抵抗軍の殲滅、そしてそこにいるであろう天の聖杯の抹殺計画である。(だが天の聖杯のホムラはアデルとともにイーラの生き残り達とは別行動をしていた。その為彼女はアーケディアの手から逃れて長い眠りにつき、レックスとの出会いを果たす。)

 

 

・500年前のスペルビア帝国とユーゴについて

ユーゴには兄がおり、本来は兄が皇帝継承権を持っていたが、彼はドライバー資質がなかった為皇帝にならず、代わりに帝国の宝珠と同調したユーゴが皇帝となった。

スペルビアでは皇帝であれ優れた「ドライバー」でなくてはならないという考えが是とされている。

すなわち「皇帝(の資質)=帝国の宝珠のドライバー」。男性であり、なおかつドライバー資質があり、帝国の宝珠と同調できた者が皇帝となる、という慣例が、500年前の時点で生まれていた。

またユーゴ曰く、「皇帝には帝国の至宝たるワダツミとカグツチのドライバー足り得ることが求められている」。元々はカグツチとワダツミ の両方と同調するのがしきたりだったと思われる。

だが神暦4058年の皇帝であるネフェルが同調しているのはワダツミのみであり、メレフもカグツチのドライバーのままである。また本編での戦闘後掛け合いによれば、「ワダツミとカグツチが共に並び戦う」ことは長らく行われていなかったようである。この大戦によるユーゴの死が原因かは定かではないが、何らかの理由により皇帝と同調するのは宝珠両名ではなく、片方だけになったのではないかとも考えられる。

スペルビアは新興国でありながら、この時点で既にアルストいちの大国だったようだが、何をもってそこまでの急成長を遂げたのかは不明である。

チルソネスカシュのクエストより、本編最終盤のメツの地表攻撃で壊滅する港湾都市チルソネスは、500年前からスペルビアに存在した歴史のある街だったと分かる。

スペルビアの巨神獣は500年前の時点で衰退の兆候が存在していた。当時のスペルビア帝国は新興国ではあるが、国土となった巨神獣自体は既に長く生きていたのだと思われる。

 

・スペルビア帝国とスペルビアの成り立ち

イーラの庭園に関する話題で、スペルビアについても触れられる。イーラはアデル達の代の時点で建国から1000年以上経過しており、なおかつ庭園を作ったのは初代イーラ王である。

そのまま文字通りに受け取ってしまうとその頃に3564年時点で新興国のはずのスペルビア「帝国」が1000年以上前のイーラと同時に存在することになり、齟齬が発生してしまう。ここで改めてスペルビア帝国の成り立ちを振り返ってみる。

スペルビア帝国は「諸国を併呑して」出来た国である。いくつかの国が飲み込まれて出来ており、国章の四つの印も恐らくそれを表しているのではないかと思われる。

このことから推測するに、元々あの巨神獣(とその近隣)にあったいくつかの中に「スペルビア」という国があったのではないか。

‪つまり周辺諸国を併呑して「帝国」として生まれたのが500〜600年ほど前の話で、その前から街なり小国なりただの地名なりとして「スペルビア」は存在した‬——と考えるのが最も妥当であろう。

 

皇帝であるユーゴはDLC最終盤にてアデルをかばい、その命を落とす。その為メレフとネフェルは厳密に言えばユーゴの子孫ではない。

恐らくこの後のスペルビア帝国はユーゴの兄の血統が引き継ぐことになるが、宝珠と同調しないと皇帝となることは出来ない事を踏まえると、ユーゴの兄自身は皇帝にはならず、他の「男性の皇族」が帝位についた可能性もある。

 

・ユーゴとアデルの境遇の共通点について

ユーゴは権勢を振るうことを快く思っていない。権力に興味を持たないにもかかわらず強力なブレイドのドライバーとなり、国を背負う運命となった(なろうとしている)ことを指しているものと思われる。

 

 

・インヴィディアについて

当時のインヴィディアは「ブレイドはドライバーに従うもの(格下の存在)」という考えが一般的であった。

また「歴史と文化が花開く国」とも言われている。この頃から国名は「インヴィディア烈王国」である。

本編中ではスペルビアが最も古い歴史を持つと言われている為、あえて理由を挙げるならば、「セーロスア公によって統治されたインヴィディア烈王国」より「スペルビア帝国」の歴史が長い——といったところであろうか。

500年前から美容機器などでも有名で、この頃から芸術や美を良しとする国であったと推測される。故にミノチは戦後フォンス・マイムに身を置いたのではないかと考えられる。

 

 

・ノポン族について

フォルティスやアヴァリティア、ピグネラートルなどといった商会の名が挙げられていることから、ノポン商会は500年前から既にアルストの流通において重要な位置を占めていたものと思われる。

またアウルリウム他で見られるノポンは皆近代ノポン語(「〜も」の語尾」)を使用しているが、アレッタ封印窟にいるノポン・チュウセンニンは「〜も」の語尾を使用しない。このことからこのノポン・チュウセンニンはノポン商会が生まれる遥か以前からアレッタ封印窟の奥で過ごしていたものと思われる。

商店街のクエストで、商工会長のモルモーから「このフォルミード商店街をピグネラートル商会を超える一番の商業都市にしてみせる」というコメントを聞くことができる。

このことから、この時のピグネラートルはノポン商会で最も勢力が大きかったのではないかと推測される。

 

 

カグツチやワダツミのフィールドスキルの変化について

ブレイドは同調したドライバーの影響を受けるとされている。またアデル曰く、ブレイドも少しずつ人間に寄り添うように変化をしているのだという。

カグツチやワダツミのフィールドスキル構成が変わっているのは恐らくこれが理由ではないかと思われる。例えばユーゴと同調したカグツチはユーゴの影響を受けるということになる。カグツチが開錠を持っているのは、機械技術を持っていたユーゴとの同調によって獲得した能力なのかもしれない。

 

 

・シヤについて

メツによって一夜にして壊滅させられたシヤだが、統制を失った残党兵達は各地に散らばり略奪行為などを行なっている。

イーラもスペルビアもそれをなるべく保護出来ればとは考えているが、やむなく処理しなくてはならない事態になっている。

ブラッディロブスターはシヤお抱えの傭兵団。本編でヴァサラがかつて所属していた組織と同名であり、同じものであるならば相当の歴史をもつ犯罪組織であることになる。

 

 

・グーラについて

大戦時はまだ共和国だった。豊かな資源を持つ巨神獣である為、この当時からスペルビアやシヤなど他国の干渉を受けていたようだ。

グーラの「白い椅子」は500年前から存在したグーラ最大の都市で、深奥の古森林の向こうにある。

グーラの一部の地名は、イーラの冒険者リタが由来となっている。(リタのオアシス(リタ)、ザインの標木(ザイン))

ザインはイーラ王都アウルリウムで大工をしている人物で、リタの父親である。また、ラスカム港の御座船にはスペルビア帝国の「バズアイン見張り塔」の由来と思われる「バズアイン」というスペルビア兵の狙撃手がいる。

なお「ミーネス」という人物もいるが、インヴィディアの「ミーネス段丘」と関係があるかは不明。

 

 

・イーラについて

争いの火種も少なく、飢饉や伝染病に苦しむこともない、グーラに似て穏やかな土地である。それにもかかわらずグーラのように他国から狙われないのは、イーラがもつ強大な軍事力によるものと思われる。

本編ではスペルビアで採れるコレクションアイテムである「ラブラズベリー」が存在した。イーラと本編スペルビアでは明らかに自然環境が違いすぎるにもかかわらず同じものが採れることから、ラブラズベリーは生命力の強い植物なのだと思われる。

リベラリタスは元々イーラとの交流のあった地、もしくはイーラ領の一部だったのではないかと思われる。故にリベラリタスで採取できる「スタミ・ナス」の瓶詰めがイーラに取り寄せられていたり、イーラ王家の霊洞である「エルピス霊洞」がリベラリタスに存在するのであろう。

イーラにも巨神獣を利用した船は存在しており、むしろ当時イーラにおいての船も巨神獣を利用したものが主流であった。

しかしイーラの技術を結集させた最新鋭の船の中には、まだ一般公開されていないものがあったと示唆されている。イーラの巨神獣を使用しない船(古代船、マルサネス、モノケロス)はこれらのことと思われる。

 

当時のイーラ王はアデルの功績を見て、アデルこそが次期王に相応しいのではないかと考えていた。なお彼は自身を凡俗とも考えていたようだが、当時のイーラ王自身も人望は厚く、その穏健な人柄が支持を得ていた。

彼は武官の出で、卓越した統率力で多くの戦果を挙げたものの、ある時期から穏健派に転向する。

イーラの技術は全てにおいて高水準で、高層の建物の建築も容易だという。イーラの庭園は初代イーラ王が設計したもの。その美しい王宮の建設には多くのドライバーとブレイドが携わった。作られた当時は、スペルビアをはじめ各国が技術革命を迎え時代の変化に揺れていたが、そのような時だからこそ建造時のイーラ王は建設を通じてイーラの在り方を内外に示したという。

聖杯大戦時のイーラは本来の形ではなく、休眠した状態である。

イーラはその巨神獣のもつ強大な力で千年もの間アルストに君臨していたが、アレクトス一世の治世下でその力は封印され今の形となった。なお、アレクトス一世がいつ頃のイーラ王であったかは不明。

イーラでは巨神獣の偉大さを敬い、信仰の対象としているが、特別な儀式や決めごとはない。人間と巨神獣、ブレイドの垣根を越え生命を慈しむという考えが信じられている。

イーラの胎には寿命を迎えたブレイドが巨神獣へと生まれ変わる為に訪れる場所がある。

セイリュウも800年ほど前にその場所で生まれた、イーラ生まれの巨神獣である。セイリュウがイーラに似た姿(首長竜のような身体、背中の二枚の翼など)であるのは、セイリュウがイーラ生まれなのも関係あるのかもしれない。またセイリュウの年齢は、聖杯大戦時に800歳なので本編だとおよそ1300歳程度であると思われる。

寿命を迎えたブレイドはドライバーの元から離れ、記憶を失って巨神獣へと変わる。

カグツチはここでその進化の過程を知ったが、日記には書き残していなかったようだ。

巨神獣やブレイドとの共存に消極的だった「反アデル派」は元から存在していたが、作中でメツの王都襲撃を受けたことによりイーラ内でも「共存は古い考えである。ブレイドは人が管理し統制していかなければならない存在」と考える者が増えたようだ。

これを利用したのがゼッタ達だと思われる。

 

文化、生物など

・イーラの料理は豪快かつ繊細

・王都の工房で作られるガラスはダナ砂漠の石や砂を材料としている。

・ガラスペンが独自の道具として存在する。

・イーラヴィオルという楽器がある。弦が少なく扱いやすい楽器。巨神獣に感謝を捧げる特別な行事で演奏されることもある。

・王都の歴史は古く、老舗も多い。

・イーラのダナ砂漠にいるダナスカラーという昆虫は、特効薬や高級な香水にも使われる希少な虫。

・虹色の花はかつてイーラ中で見られるポピュラーな花だったが、環境の変化などにより激減してしまった。現在は一部の秘境でのみ見ることができる。

・「砂漠熱」という真菌性の風土病が存在する。人間には致命的な病だが、抗真菌薬があれば問題ないようだ。

・「黄金の国」というDLC名は、「かつて絶大な力と栄華を誇っていた、失われた国」という、比喩を込めて付けられたのではないか。

 

 

・メツ、マルベーニについて

マルベーニは「辺境を平定し、遠征軍の雄と謳われた」ことがある。恐らくこれはまだメツがマルベーニの元に従っていた頃の話だと思われる。アデルとヒカリの同調が作中の一年前であることから、3563年にはメツはマルベーニの元から去っていたのではないかと推測される。

メツのデバイスには、それぞれに大型巨神獣に匹敵するエーテルエネルギーが蓄えられている。オープニングで攻撃しているデバイスはセイレーンである。また最終戦でメツが召喚するデバイスはタイタン。どちらも体色が黒に近いものに変化している。操作権限をもつものを表して体色が変化していると思われる。セイレーンは無人での操作も可能だが、メツやヒカリが搭乗して直接操作することもできる。

天の聖杯は能力自体は同じものである。しかしメツは大量にデバイスを行使しているが、ヒカリは彼のような多用を避けている。これはイーラを破壊してしまうのを防ぐ為であったのではないかと思われる。また、アデルとの同調ではヒカリは真の力を引き出せていなかったことから、その時点ではメツの方が能力の出力可能な度合いが上だった——とも考えられる。

 

ミノチは作中の2年前(3562年)にマルベーニと離別しており、それ以降顔を合わせていない。

マルベーニはミノチとの離別後に世界樹を登って聖杯のコアを手に入れた。つまり聖杯がアルストにもたらされたのは神暦3562年ということとなる。

台詞やヒカリとアデルの会話からして、ミノチはマルベーニの絶望にその時気づいていたものと思われる。また、ミノチはマルベーニと決別したことに後悔の念を持っているらしき描写がある。例えば「離れずにいれば彼に何か出来たのではないか」、「決別した後マルベーニが世界樹を登ることを止められたのではないか」といったことを考えているのかもしれない。

メツはヒカリと違い、一人でも力を発揮できると見える節がある(作中冒頭でも、ヒカリはあくまで一人では行動せずアデルとともにいる)。メツが思う通り、好き勝手に力を振るっていてもマルベーニに何の影響も及ぼさないのは、マルベーニがメツに「恐れ」を抱いておらず、むしろその力の行使(ひいてはそれによる世界の破壊)を良しとしているからではないか。 

また、何故マルベーニはヒカリと同調せず、他国であるイーラ(の者であるアデル)と同調させたのかについて。
マルベーニの言った「その者にメツを」という言葉は、「メツを倒させること」自体が目的ではなく、メツを倒させるという建前を用意し、そう仕向ける事で「戦乱を拡大させること」を本当の目的としていたのではないか。

また、イーラへともたらし同調を依頼したのは、強大な力を有する「大国イーラの王族」を戦いの旗印とすることで、アデル(イーラの王族)に人心を掌握させようとしたのかもしれない。すなわち同調さえできれば誰でも良かったのではないかとも見られる為、資格さえあればアデルではなくゼッタでも構わなかったものと思われる。(2018/09/28追記:コメントにて、マルベーニはヒカリと「同調できなかった」と明示されているとのご指摘をいただきました。(第8話終盤ムービー等)内容の修正を検討中です。ご指摘ありがとうございます。)

マルベーニはヒカリとの同調を望んだが、彼女(のコア)はそれを拒絶した。彼がいつヒカリのコアクリスタルと同調を試みたのかは不明であるが、いずれにせよ天の聖杯を両方目覚めさせようとしていたことには変わりない。

 

 

・抵抗軍について

アデルが率いている、戦で住処を失った人や敗残兵の寄り合い所帯。インヴィディアで旗揚げされた。

決起されて間もない組織。恐らくアデルとヒカリの同調直後に生まれたものだと考えられる。規模は小さいものの、イーラ人だけでなくグーラ、インヴィディア、スペルビアと様々な人種が参加している。また、アデルは彼らから強い信頼を得ている。

アデルが抵抗軍から離れたのは、天の聖杯の力を上手く扱えるか不安に思っていた為。アデルは彼らを傷つけないよう、インヴィディア王を信頼して抵抗軍を任せ、彼らはそのままインヴィディアに集まっていたようだ。しかしインヴィディアは彼らを吸収して自国防衛の外人部隊として活用しようとし、イーラへと向かわされることとなる。アデルはそのことにショックを受けながらも、それでも彼らを守るために自分の領地であるアレッタへと誘導させた。

大戦後、抵抗軍はスペランザという場所に避難する。そしてアデルは「落ち着いたらリベラリタスに来るように」と抵抗軍への伝言をラウラへと依頼するが、ラウラが彼らの避難場所についてすぐアーケディアによる殲滅が行われ、彼らはなすすべなく壊滅する。

 

 

・生態系の変化について

本編グーラだとエピックのコレクションアイテムであるサチベリアは、黄金の国ではコモンとなっている。

他にもフィールド上にモスーンやタスマンの姿が見られたり、神暦4058年には登場しない「とんがらトマト」といったコレクションアイテムが存在することから、3564年と4058年とではグーラの生態系に変化が生じているものと思われる。

またリベラリタスのモンスターがイーラに現れ始めているのは、メツによる破壊で生態系に影響が出た為。

作中ではリベラリタスとイーラが接近する時期だったらしく、距離の近くなったイーラの生物がリベラリタスに、リベラリタスの生物がイーラへと流れた。

 

 

・本編5話

シンはファンのコアを貫き、彼女を殺す。

彼が最も許せないマルベーニのブレイドとなったファン(カスミ)を、殺すことで彼の元から解放しているのだろう。

この時ファンは笑顔を見せる。彼がハイベル村に訪れた時懐かしさを覚えたように、ファン(カスミ)もまたシンや500年前の記憶を思い出し、彼に感謝の意を示したのかもしれない。

 

 

・シンとメツについて

エンディング後シンは沈んだイーラのハイベル村跡に訪れ、その後モノケロスの姿が現れる。

この時点でメツと出会った後なのだろうと推測される。戦いの後雲海に落ちたメツは、偶然発見したモノケロスに乗り込み生きながらえたのではないかと思われる。

 

彼らがどのような思いを抱き行動を共にするに至ったかは、まだ自分の中で結論が出ていない為、不本意ながら省略させていただく。

だがマルベーニの絶望の体現ともいえる存在であったメツが最終戦において彼自身の意思とも見えるものを見せる(ただ世界を破壊しようとするのをやめ、ヒカリとの戦いを「楽しもう」とするなど)こと、そしてイーラが滅びても希望を抱いて歩もうとしていたシンがラウラを失い、マンイーターとなったこと。この二点は彼らについて考える点で重要な要素となってくるのではないかと考える。

 

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その他、細かな点について

 

・クリア時の状態

難易度はノーマル。プレイ時間は26:18ほどで、レベルは全員55。ヒトノワはレベル5で、8人ほど残っていた。

コンプリートまでには約40時間弱。レベルは全員99。

 

・戦闘

本編のものよりテンポが速い印象。常にボールメーカー状態みたいなものだからか。

敵もユニークや終盤雑魚などが属性覚醒を使ってくるので、まごまごしているとチェインアタックのタイミングを逃してあっさり崩れる、なんて事が間々あった。

それでも1週目ノーマルで黄金獣含む全ユニーク討伐は達成できたので、本編のチャレンジバトルよりかは優しい。

アレンジされつつも本編の知識が活かせる戦闘はなかなか楽しかった。

 

 

良かったところ、改善点など

・tipsの追加(結局読み返すことはなかったものの、読み返せるという安心感が嬉しい)

・敵や採集ポイントから出てきたアイテムが水に浮く(神仕様変更。本編にも適用してほしい)

・名を冠する者の墓がマップ上に表示される(神仕様変更。本編にも適用してほしい)

・フィールドスキルを失敗した時、ドライバー達から台詞が聞ける(「気にしないで」「また頑張ればいいよ」といったもの)。ただしキズナリングを全員コンプリートしてしまうと二度と聞けないので、そこだけ惜しい気がする。かといってどうしようもないのだが。

・信頼度、WPなどが比較的たまりやすいところ。アイテム連打などをしなくても終盤にはだいたい埋まっている。

・ドライバーとブレイド達自体がスイッチするバトル(この方が一体感があって良かった)。

でもこの一体感は各チームごと、という印象がやや強め。これはこれで仲よさそうで良し。あと助け起こしが各キャラに用意されているのも細かい。

 

・台詞周り

NPCの台詞がとても細かい。クエストをクリアするごとに次々と変化していき、ラウラ達自身に向けた台詞も増えていく(「アデル様だ、ラウラ様だ」「応援しています」等)のがいいと思った。イーラ(やグーラ)の民が主人公達のことを見てくれていると思えたし、そしてこれを踏まえた上でのバッドエンド、本編なのだと考えるとまた心が揺さぶられる。

それから、大人が多いせいか本編よりもギャグが落ち着いていて読みやすい。

主人公はシンではあるが、シン自身は比較的寡黙であり、なおかつ物語の舞台であるイーラ王子のアデルがよく喋るので、アデルが主人公のような気がしてきてしまう。だがこれは本編でメレフの台詞が多かったのと近い理由(地位があり、いざという時立場を利用した行動をとることが可能な人物であること)なのだろう。

 

キズナリング

アデルのキズナリングの構成はジークとほぼ同じ。ラウラはレックスとほぼ同じ構成になっている。

ユーゴもメレフと似ており、だいたい半分程度が同じ。ならもう半分はトラと似ているのでは?と思って確認してみたが、トラとはものの見事に被っていない。ちなみにニアとも被ってない。

 

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・ストーリーに関して

本当に、DLCと呼ぶのが惜しいくらい良かった。なんと言えばいいんだろうかと未だにまとまりがつかない。

だが、500年前の聖杯大戦が「英雄アデルは天の聖杯とともにメツを斃しました、めでたしめでたし」でないことがはっきりと分かったのは本当に良かった。その当時がいかに酷い有様だったか、どうしてイーラは滅んだか。

……ただ一つだけ不満を挙げるならば、主戦場という設定だったはずのユーディキウム(テンペランティア)が殆ど出てこなかったこと。メツとヒカリが沈めたという話なのだから、最後の最後だけでいいからユーディキウムも映って、飛び回ってるセイレーンに被弾して沈むところがあったら良かったな、と思った。それ以外は概ね満足。

 

この「黄金の国イーラ」のストーリーが完膚なきまでの絶望として仕上げられてるのは本当に褒められるべき点だと思う。

「こうすれば上手くいった」みたいな半端な抜け道が用意されていないところこそ、このDLCの良いところ。

どんな条件が揃っていれば、あの時全てが上手くいったのか。どうすればイーラは沈まずに済んだ?ミルトが、ユーゴが死なずに済んだ?自分なりに色々考えてみたけれど、そんなものは『ない』と結論づけるに至った。

アデルやラウラ、ユーゴ達はアルストの危機の為に全力を尽くした。

彼らに出来る全てをやって、その結果があれなのだ。あれが最上で最善の結果なのだ。

あれ以上何が出来たろう?

アデルがヒカリを受け入れていれば?

封印の守りが固ければ?

もっと戦力があれば?

アデルとヒカリの同調が、戦争の為でなければ?

アデルが「天の聖杯」に恐れを抱いていなければ?

ヒカリが暴走しなければ?

 

それは結果論に過ぎない。

そのような想定は誰もが行うだろうが、やはりそれは不可能なことだと思う。

 

繰り返すが、あれが最善・最上の結果だった、どうしようもなかったのだと思う。

メツ(ひいてはヒカリ、天の聖杯)がどうしようもなく強大だった、ただそれだけが理由であり、「もしも」と導き出されるものは全て不可能だった事で、その責はシンにもラウラにも、アデルにもユーゴにもない。

アルスト全土が傷を受けた大戦は、こうなるしかなかったのだ。

 

だからこそ、本編をもう一回遊びたくなる。

あの過去が提示されたからこそ、本編の終わりが素敵なものだったと再認識できる。

何故アデルではヒカリの真のドライバーたり得なかったのか。何故レックスこそが、世界を救うに至ったのか。それはこの二つの物語が合わさってこそ紐解かれる真実なのだろう。

「良かった」と呼ぶのが憚られるストーリーではあったが、とても素晴らしかったということだけは声を大にして言いたい。

本編とこのDLC、どちらも遊べて良かった。

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【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】8/31紹介映像、RED CUBE 雑感等

紹介映像とRED CUBEから色々拾ってメモ。
アイテムや地名を分かる限りで羅列してあるので、そういったネタバレが平気な人向け。

Twitter(ぷらいべったー)にて投稿していた、発売前の考察・予想といった雑感をまとめた記事です。

せっかくゼノブレイド2のブログを作ってあるのだからこちらに投稿すべきでは?と思い投稿し直してみました。

 

【巨神獣】
《イーラ》
巨神獣の強大な力で長く君臨していた大国。力が封印された今でもその栄華は衰えていない。首長竜のような姿をしているが、普段はその首をたたみ休眠しているので、比較的生活しやすい環境の巨神獣である。
……恐らく、イーラ王国は他の国を支配する側だった。だが約590年前の独立戦争時に力を封じられたのではないか。その際巨神獣の形が変わり、今の姿になったと思われる。

《グーラ》
発展途上の緑豊かな巨神獣。新たな領土を欲する二大国スペルビアとシヤの干渉を強く受けている。
……500年前から自然に溢れ、取り合いの種だった。だが正式にスペルビア領土となったのは本編の50年前と思われる。
当時は「トリゴの街」はないが、現在の「ラスカム離島」にあたる位置にスペルビア軍が設けたと思われる施設「Lascham Cove 」が存在。(cove……入り江。「ラスカムの入り江」。)


【キャラクター】
《ラウラ》
生き別れの母を探す傭兵の女性。他者への思いやりに溢れる優しい性格。相関図曰く「シンのことを17年間忘れたことはない」。
キャンプのクラフトで行うのは「チャーム作り(Charm-making)」。

《シン》
氷属性。イーラの宝物庫から盗み出された「イーラの秘宝」。ラウラを守ることを何よりも優先する。
キャンプクラフトで行うのは「手作り料理(Home cooking)」。

《カスミ》
風属性。ラウラと瓜二つの容姿を持つ。癒しと風の術のほか、ブレイドの力を抑制する能力を持つ。
キャンプクラフトで行うのは「護符作り」。

《アデル》
イーラ王国の、王位継承権第4位の王子。気さくで人望も厚い。メツの脅威への「抵抗軍」リーダーであり、ヒカリと同調成功後、メツ討伐の王命を受けた。その時ラウラに助力を依頼すると思われる。相関図曰く、初めからヒカリの力を扱えるか不安に思っていたと思われる。
メツとの戦闘時、他のドライバーは自身の武器で戦っているが、アデルのみ既にヒカリの剣を握って戦っている場面がある。

《ヒカリ》
光属性。アーケディアからイーラにもたらされた「天の聖杯」。世界の行く末に興味はなく、「私は単に目覚めさられたからこの人に付き合っているだけ」と発言している。
キャンプクラフトで行うのは「"Creative" cuisine」(cuisine……(独特の)料理法、料理)。料理の腕は良いとは言えないようで、RED CUBEに登場するHassanのクエストではヒカリの料理「Chilsanian Kascha DX」が必要となる。恐らく「故郷のMor Ardain(スペルビア)を思い出させる不味い料理を作ってきてほしい」という内容と思われる。

《ミノチ》
闇属性。マンイーター。マルベーニのブレイドだったが現在は離別している。すなわちアデルと出会った時点でマルベーニの元から離れていると思われる。

《ユーゴ》
新興軍事国家スペルビアの若き皇帝。自ら戦いの場に立つことを王族の使命と考えている。戦場に出るのは彼自身の意志である。アデルとは旧知の間柄であり、境遇が似ていることに親近感を抱いている。
戦闘ボイスに「隙だらけですよ!」というものがある。アデルやカグツチ、ワダツミといった親しい者には常体で会話するが、普段は敬体を使っているのかもしれない。

カグツチ
炎属性。皇帝ユーゴの参謀で、「帝国の宝珠」の一人。ユーゴの「代行者」として単独での戦地視察もこなす。(本来の彼女は皇帝の身辺警護役ではない。)皇帝代行を行なっていたことから、本来メレフのもつ「特別執権官」の役割は「帝国の宝珠」のものであったと思われる。
クラフトで行うのは「フレグランス作成」。また、所持するフィールドスキルは鉱物学ではなく植物学(Botany)となっている。

《ワダツミ》
水属性。忠実なるユーゴの家臣で、「帝国の宝珠」の一人。ワダツミとカグツチの役目は違っており、彼の役目は皇帝の身辺を守ることである。
魚料理が得意。アイコンからして、キャンプクラフトで行うのも「料理」と思われる。また、所持するフィールドスキルは魚類学(Ichthyology)となっている。

《ミルト》
アデルを慕うグーラ人の少年。彼の従者。明るい性格でサタヒコの兄貴分。

サタヒコ
身寄りのない戦災孤児。やや冷めた言動をする。ラウラに家族となることを提案され、行動を共にするようになる。


【戦闘】
《ユニークモンスター》
「黄金の国イーラ」にもユニークモンスターが存在する。
・揉み手のビッグブロー(グロッグ)……水属性
・飛行戦艦デスモラス(モラモラ?)……風属性
・要撃のギラティア(アントル)……地属性

《モンスタードロップ》
ゼノブレイド2本編と比較し、多くのモンスターが自身に関連したコレクションアイテムを落とすようだ。
これらはキャンプクラフトで使用することができる。
例……Bunnit Bunnymeat、Feris Beastmeat、Nest Extract など
また、アシストコアなどもドロップする。アイテムのアイコンからして練成する必要はなく、すぐ装備が出来るのではないかと思われる。

《アーツ》スイッチアーツと思しきものは◆。
ラウラ
三連花(Path of Thrones )……キャンセル特効
大糸車(Spinning Wheel)……範囲・ヘイト減少
流引脚(Hungry Snake)……ブレイク・回復ポット
◆燕飛(Swallow 's Fight)……HP半減、リキャスト回復
※なお、カスミとのレベルⅣ技と思しきものに「スターライト・ニー」がある。

シン
氷刃(Chill Stroke)……背面特効
飛雪(Snow Blast)……範囲・側面特効
六花(Starslash)……貫通
◆無尽(Inexhaustible)……リザーブHP消費、能力強化

アデル
ソードフリック……ライジン
ブラストレギオン……範囲ブロー
オーガスラッシュ……正面特効
◆トランセンダー……HP減少、ドライバーコンボ延長

ヒカリ
パニッシュメントレイ……範囲、ダウン特効
ライトニングバスター……範囲、会心強化
フォトンエッジ……範囲
◆ビジョン……一定回数攻撃回避(全体効果)
※ヒカリのアーツが本編必殺技と同じ名称なので、ワダツミ・カグツチも同じ名前のアーツを使用すると思われる。

ミノチ
ゴルペ……キャンセル特効
ラカン……HP減少、回避
カスティゴ……高HP特効
◆ドゥエロ……アーツダメージ倍化、ヘイト3倍

ユーゴ
シールドバッシュ……ダウン
ガードシフト……防御
ラウンドエッジ……範囲高ヘイト
◆インペリアルリーシュ……HP減少、エネミーターゲットロック

カグツチ
渦龍

ワダツミ
◆返し波……カウンターモード


【システム】
《キャンプ》
休む(Rest)、クラフト(Craft)、会話(Chat)メニューが存在。キャンプ場は複数存在し、ランドマークになっている。
クラフトはパーティメンバー9人固有のアイテムを作ることができる。ラウラは「チャーム作り」、シンは「手作り料理」、カスミは「護符作り」、カグツチは「フレグランス作り」、ヒカリは「"Creative" cuisine」が可能。

《ヒトノワ(Community)》
キズナグラムのようなもの?
レベルが存在し、クエストをクリアして支持の人数を増やすことでレベルが上昇する。


【アイテム】
《コレクションアイテム》
本編同様、各地の採集ポイントからコレクションアイテムが入手できる。新規アイテムだけでなく、本編にも登場したアイテムも存在する。

・花
ヨウコウスズラン(コモン)
リュウセイもみじ(コモン)
Angel's Sage(コモン)
Weeping Flour(コモン)
Lily of the Sunny Valley(コモン)
Shepherd's Coronet(エピック)
Bladed Holly
Ruska Flour
Glossy Chamomile (レア)

・魚
Amber Sweetfish(レア)
Horned Sculpin(コモン)
Grimdark Crab(レア)
Mint fish(ミントフィッシュ・コモン)
Burred Clam (レア)
Tornan Trout

・野菜
Sumpkin(サンプキン・レア)
Cranberry Bell(クランベリン・ベル・コモン)
Meaty Carrot (ミートパプリカ)
Deviled Onion(コモン)
Sour Avocado (コモン)
Lucky lettuce (コモン)
Ruby Pineapple (レア)
Creeping Starpepper
Platinum Shroom (レア)
Moonbeam Banana (月光バナナ・コモン)
Hot Orange (ヒートオレンジ)(コモン)
Lactnut(コモン)
Barbed Tomato (エピック)

・木材
まよわぬゴケ(コモン)
マツヤニ(コモン)
コットンブランチ(コモン)
おもいでバーク(コモン)
ビネガーリーフ(コモン)
バインドルーツ(レア)

・虫
Everyman Cicada(コモン)
Sand Upa(コモン)
Berryhopper(コモン)
Gregarious Scorpion (コモン)

・モンスター
カミルのたてがみ(コモン)
Volff Beastmeat(Volff ……ヴォルフ。コモン)
Bunnit Bunnymeat(Bunnit ……バニット。コモン)
Feris Beastmeat (Feris ……フェリス)
Buloofo Beastmeat(Boloofo……ウルス)
Nest Extract(Nest ……ネスト)
Krabble Carapace (Krabble……クライブ。コモン)
Grady Beastmeat (Grady ……グラディ。レア)
Marrin Fishmeat(Marrin ……マーリン)


《ポーチアイテム》
・カスミ(護符作り)
癒しの護符……必殺技リキャスト回復毎秒0.3(ヨウコウスズラン、リュウセイもみじ、コットンブランチ)
極彩の護符……必殺技リキャスト回復毎秒0.5(まよわぬゴケ、虹マツヤニ、カミルのたてがみ)
追憶の護符……必殺技リキャスト回復毎秒0.5、キズナ下降4.0%ダウン(おもいでバーク、ヨウコウスズラン、ビネガーリーフ、まよわぬゴケ、バインドルーツ)
神秘の護符
封魔の護符

・シン(手作り料理)
Deviled Baguette (Weeping Flour,Deviled Onion,Volff Beastmeat)
Survivalist's Sandwich (Bunnit Bunnymeat,Grimdark Crab,Creeping Starpepper,Everyman Cicada)
Lucky Colorful Salad (Deviled Onion,Sour Avocado,Lucky Lettuce)
Feris Quotelettas (Quotelettas……カタレッタ。Weeping Flour,Sour Avocado,Feris Beastmeat)
White-Hot Eggy Curry (Weeping Flour,Sour Avocado,Feris Beastmeat)
Ruby-Stew Boloofo (Boloofo Beastmeat,Nest Extract,Ruska Flour,Ruby Pineapple)
Trout Stralu (Boloofo Beastmeat,Nest Extract,Ruska Flour,Ruby Pineapple)
Rich Platinum Bonbon (Angel's Sage,Glossy Chamomile,Platinum Shroom,Mint Fish)
Bunnit Stuffed Peppers
Chilsanian Kascha (Kascha ……カシュ。Weeping Flour,Volff Beastmeat,Sumpkin,Burred Clam)

・ヒカリ("Creative" cuisine)
Whole Upa in a Bun(Weeping Flour,Deviled Onion,Sand Upa)
Sweet Feris Dumplings (Feris Beastmeat,Berryhopper,Tornan Trout,Sour Avocado)
Chaos Stralu (Stralu ……ルーシチ。Bunnit Bunnymeat,Moonbeam Banana ,Hot Orange,Lactnut)
Puréed Sculpin Parfait (Lily of the Sunny Valley,Lucky Lettuce,Horned Sculpin)
Spicy Scorpion Cookie (Creeping Starpepper,Lactnut,Barbed Tomato,Gregarious Scorpion)
Inconceivable Pudding(Cranberry Bell,Moonbeam Banana,Mint Fish,Grady Beastmeat )
Grisly Mille-Feuille (Ruby Pineapple,Platinum Shroom,Ruska Flour,Marrin Fishmeat,Cranberry Bell)
Chilsanian Kascha DX(Ruska Flour,Volff Beastmeat,Sumpkin,Burred Clam,Hot Orange)


【地名】
《イーラ》
王都アウルリウム(Auresco,Royal Capital)
ダナ砂漠(Dannagh Desert)
アレッタ駐屯地
黄金の双子台地
Streamsand Corridor
Peln,pilgrim's Springland
Outsider's Forest Trail
Planus Bridge
Formide Shopping Ward
Fabri,Industry Ward
Viridian Gate
※イーラ王都アウルリウムはダナ砂漠のロケーション「Peln,pilgrim's Springland」の先、ランドマーク「Outsider's Forest Trail」の向こうに存在する。

《グーラ》
オルディア大平原(Ordia Great Plains)
リアーネ草原(Lyanne Meadow )
Lascham Cove(cove……入り江)
Lakeshore Campsite
Torigoth Arch
Torigoth Cemetery (cemetery ……墓、共同墓地)
Coolley Lake Camp
Hidden Hunting Camp


【その他】
カグツチの加入》
カグツチの登場時、彼女の背後には「アデルの紋章」が見える。カグツチと出会うのはアデルの領地である「アレッタ駐屯地」なのかもしれない。その後グーラらしき場所でユーゴ・ワダツミと合流する。ストーリーではカグツチのみが先に加入し、その後ユーゴとワダツミが加わると思われる。

《ノポン語》
イーラ王都アウルリウム内には、「〜も」の語尾を使うノポンが確認できる。この語尾はノポン商会を設立したとされるキャプテン・ノポポンが他種族との交流を円滑にするために生み出したものであり、近代ノポン語と呼ばれる。すなわち神暦3564年には既にノポン商会が存在していたのではないかと考えられる。(2018/09/04 誤りと思われる箇所を修正)

《聖杯との同調》
紹介映像ではイーラ王の弟、アデルの叔父であるゼッタが聖杯のコアクリスタルに触れようとするシーンがある。恐らくこの後彼は同調出来ずに卒倒すると思われる。
ゼッタは自身が同調出来なかった天の聖杯のコアクリスタルと同調したアデルを逆恨みし、反アデル派となったのではないか?

《イーラの壁画》
生命循環システムを表すイーラの壁画には、グーラやスペルビアと思しき巨神獣の絵が描かれている。


【RED CUBEに登場したイベントシーンの会話】
Mithra (ヒカリ):That's not light...

Milt(ミルト):What's not light?

Mithra:This Titan... Why isn't it in its real form?

Addam(アデル):You noticed?

Lora(ラウラ):What do you mean?

Addam:That isn't original form of the Tornan Titan.
In ancient times,the Tornan Titan held awesome power.
Torna made use of that power to dominate Alrest for a thousand years.
But the power was shut away in the reign of Alektos the first.
Since then,the Titan has looked like this.
See that glowing sphere the castle tower?
That forms the seal.

Hugo(ユーゴ):Is that what Malos is aiming for?

(頷くアデル)

Brighid(カグツチ):Why would he do that?
Wouldn't it be a threat to him too?

Addam:Truthfully,I don't know myself.
But any case,if he makes a move for it,it is clear what we must do.

Lora:Agreed.

Addam:You can see the palace in the distance.
We should head there first,offer our report to his Majesty.